沿革

1983年にケプナー・トリゴー法(KT法)の創始者の一人であるC.H.Kepner(ケプナー)博士と、日本KT社の創業社長である飯久保廣嗣が、問題解決における論理的で体系的な思考プロセスであるEM法(Effective Management)を共同開発しました。

EM法は1958年当時、米国のランド研究所において、ケプナー博士が着想したラショナル(合理的)な思考プロセスがベースとなっています。それを元に、日本でのこの領域における普及、展開のパイオニアである飯久保廣嗣が、日本の経営環境に即した形で開発しました。

その後、1984年に設立されたデシジョンシステム社がEM法の展開を図ってきました。現在まで、各企業におけるご支援、ご協力のもと、日本を代表する企業を中心に普及が進んでいます。導入した企業からは、経営の様々な局面で実践的に活用できるという高い評価をいただいています。

2002年には、米国Chauncy社と提携し、2003年、市場テストを経て、問題解決における思考技術力テスト(Test of Logical Ability in Problem Solving:TOLAP)を開発しました。このテストは個人の思考技術力を客観的、定量的に評価するものです。現在、企業をはじめ、マネジメント関係の大学院などでご採用いただいております。

そして、2008年、EM法および関連事業は、株式会社日本能率協会マネジメントセンターに事業譲渡しました。今後は、これまでの経験を生かし、「思考技術」に関する講演活動や個別コーチング、プログラム開発、フォーラム開催などに従事してまいります。