デシジョンシステムの活動方針

デシジョンシステムのEM法は1984年に米国のC.H.Kepner博士(KT法の開発者の1人)の協力を得て、飯久保広嗣が開発し、高い評価を得てまいりました。そのEM法をこの度、「人材開発集合訓練プログラム」として、株式会社日本能率協会マネージメントセンターに事業譲渡いたしました。お蔭様で、これからもEM法は広く日本国内で展開できることとなりました。これからもご愛顧賜りますよう開発者として心からお願い申し上げます。

さて、日本の企業や組織が昨今衰退の一途をたどっている背景は、日本人の固有な思考様式にあると考えます。これをこのまま放置すると、企業・組織、国が実施する意思決定の精度とスピードに影響し、意思決定に関わるコストが非常に高くなります。そして、企業活動や外交においても日本の思考方式は孤立し、リーダーシップを取ることは益々困難になります。

今日の日本人の固有な思考様式とは、簡潔に言うと、「問題から結論に至る『考えるプロセス』が暗算で目に見えない」、そして、「論理的なプロセスとして整理されていない」ということです。

これまでは、優秀な少数の意思決定の名人と、海外の成功事例に頼って経済成長を達成してきました。

しかし、組織・国内外の環境やリスクは激変し、対応に遅延や混乱が生じています。
この状況を放置することは社会の活力がさらに衰退することにつながり、国を挙げて、思考業務の能率を高めるための諸施策を構築することが急務です。

そこで、デシジョンシステムはEM法とは別のアプローチで、この課題に取り組みます。

まずは、教育や行政をはじめ、あらゆる分野に対して啓蒙活動を展開します。また、国際社会に適応できる思考様式の研究と開発を、従来の人材開発・研修ビジネスとは別の道、すなわち、コンサルタント業務として展開します。

何卒、引き続きご支援と鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます。